【ロボット教室(ベーシック)】子供が"概念"を学ぶ最適の方法
今月は4ツ足型ロボット「パカラー」で相撲をします。改造のポイントは"重心"の位置です。
目に見えないものを教えるには、どうしても"概念"を理解てしもらわなくてはなりません。そこで、ホワイトボードにマルを書いて真ん中に点、下向きに矢印、横にGなどと書いてみせるわけですが、一般的に概念の説明とは難解で、聞いているうちに(子どもでなくても)瞼が重くなってくるものです。
しかし、ロボット競技で勝敗を競えば理解は早いです。
"重心"とは"力がかかる中心"と考えると都合の良い"場所"を指します。したがって、「重心が高い・低い」とは言いますが、「重心が重い・軽い」とは言いません。このような言葉の使い方も、ロボット競技をしていれば自然と身につきます。
「"重心"が高い・低いと言うけれど、どこからの距離を言うの?」
「細い棒を手のひらに立てて支えるのが難しいのは何故?」
子どもが知りたいことは"強いロボットが備えるべき条件"です。友達のロボットと勝負をすると、角や盾を付け足すよりも"重心"を考えて改造をした方が都合の良いことが次第に分かるのです。
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