【ロボット教室】「考えて作る」には「創造性」?「論理性」?

 ロボット教室は月2回。1回目に基本の組み立てをし、2回目の授業では、各自工夫を凝らし、ロボットを改造する、というパターンです。目的があった方が熱が入るので、競技をすることが多くなります。

 今回はピンポン玉をカップに入れる競技にしました。違う曜日のコースの生徒同士も競えるよう記録を取って、各コースの生徒にも伝えます。結局、火曜日コースの2.5mが最高記録となりました。

 ロボット改造には、生徒の性格が端的に現れます(笑)。自分の方法を試したい気持ちが強い子は、ルールを聞くや否や、すぐに改造を始めます。もちろん、なかなか手が動かない生徒もいます。そんなお子さんの為には、小さなヒント「賢者の解説」を行っています。

 競技を有利に進めるには、条件に沿った論理的戦略が必要です。そして、その戦略に合う形を組み立てます。

「ウチの子は、創造性がないから...」

と心配なさる必要は全くありません。テキストに沿ってパーツを組み立てたり、自分で考えた形に改造するのに、特別な創造性は必要ありません。お友達と競い合うことで生徒は、「動く機械が備えるべき合理性」を学びます。そのような「工学的美意識」を磨くには、創造性より論理性の方が重要だと思います。

マナビオ -manabio-

知識偏重ではなく、課題に適した「考える方法」を学び、「自ら考えること」を習慣にする。 それは、自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」に結びついていくと信じています。 千葉県市原市五井にて、「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、 「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。