【個別進度学習教室】苦手を克服する探求心
ある小5女子が算数の苦手単元である「割合の問題」を前にして言いました。
「『分からないのは考えていないからだ。』って学校の先生が言うけれど、本当に考えても分からない自分はどうすればいいの?」
苦手単元に対する子どもの悩みは、想像以上に深いです。
「考えている。」と主張する彼女に「あなたは考えていない。」と他人が声をかけても、本人の納得は得難いものです。
マナビオで見る限り、彼女は「考えている」と思います。しかし、"割合"という抽象度の高い数値そのものが見えていません。もっと、詳細に言えば、同じ単位同士の数値が2つ提示され「Aに対するBの割合」を問われた瞬間、彼女の目から対象物が姿を消しています。その様子を学校の先生は「考えていない」と表現されたのでしょう。
同じ悩みを持つ小学生・中学生は沢山います。そして、そんな彼らは、共通して「とりあえず、こういうものだと考えておけば?」という安易な方法論を受け入れてくれません(笑)。不思議です。子どもの探求心は得意なものだけに向けられているものではないことを証明しているようにも思います。
マナビオで子ども達の悩みを少しでも解決できたらうれしいです。
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