【要約教室】「ポイント」とは何か

中学生が要約に取り組んでいます。

 要約とは、読んだ文章のポイントを短くまとめる作業です。何を「ポイント」とするかは、読み手の「考える」力に依るところが大きいです。

 本を読み終えた中学生に「考えてごらん」と言うと、「いや、興味ないから(考えられない)」と返答されることが、よくあります。

 中学生のころ、同じことを言っていました。子ども達の気持ちはよく分かります。思い返してみると、考えても答えが出そうにない問題に出会うと、「興味がない」と言って、自分を取り繕っていたところがありました。

 まずは、書いてあることを特別な先入観なく、正面から読み取ることです。すると、他人に説明しようとした時、省くと内容が分からなくなる部分が見えてくるはずです。それが、「ポイント」です。そして、「ポイント」とは、本文から抜き書きするものではなく、自分の言葉で短い文章に書き換えられるべきものです。

マナビオ -manabio-

知識偏重ではなく、課題に適した「考える方法」を学び、「自ら考えること」を習慣にする。 それは、自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」に結びついていくと信じています。 千葉県市原市五井にて、「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、 「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。